長谷敏司「円環少女3 煉獄の虚神(下)」

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下) (角川スニーカー文庫)

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下) (角川スニーカー文庫)

凄ぇぇぇ。<<神に近きもの>>グレンアザレイに挑むは、700人弱の刻印魔導師。その中に武原仁と袂を別った鴉木メイゼルの姿もあった。日本時間午後六時。<<協会>>と神のごとき英雄との戦争が始まった。
これだけのキャラクターが被ったりせずに物語の中で有機的に機能してるのがまず凄い。それぞれの思考、意地、信念や正義をきちんと書いてあるから、それが交錯しまくる終盤の戦闘シーンが物凄く盛り上がるんでしょう。それにしても浅利ケイツはいいキャラしてますね。ヘタレなとこに感情移入しまくりw 己の信じる正義を貫いた英雄も魅力的でした。
どうでもいいけど、この人の「女の子の体」の描写は相当えちぃと思う。それはそれで素晴らしいのですが、メイゼルまで同じ勢いで書くのはどうなんだろう・・・。だから良いのか(・∀・)!