ハセガワケイスケ「しにがみのバラッド。」

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)

それでも、少女は一つの使命を持っていました。
誰かの命を運ぶこと。
――奪うこと。
それは涙から生まれた少女の使命。
死を司る者。
黒い使者。

白い髪と真っ白い服を着た死神少女・モモが狂言回しをする短編集。白い死神の、哀しくてやさしい物語、だってさ。こっちはちょっとウエットすぎかな。平たく言うとあざとい。やさしい死神少女って設定がまずあざといよねw
どの話も直球ストレートすぎて特に印象に残った話はないかな。改行のやたらと多い文章は詩や散文のような雰囲気を出すためだろうから別にかまわないけど、・・・を会話で多用するのはちょっとどうかと思います。
大きな鎌を持つ白い少女、てのはインパクトがあります。もう少しモモ視点の話が多ければ萌えで評価が上がるかもw
あんまし興味はないけどアニメ化されてるらしいですよ。