小川洋子「博士の愛した数式」

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

本屋大賞受賞作。
微妙に距離感をつかみにくい話だなぁ。もういない人と過した日常を過去形で綴る感動ストーリーかと思いきや、博士死なないし。展開にも目を見張るものはないし、物語に引きこむ要素(謎なり目的なり)が見えないってのもちょっと不満。
あれ?改めて考えてみると、読んでるときより面白くないような気がしてきたぞ?それなりにいい話だと思ってたけど・・・。うーん。
君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に偉大な記号、ルートだよ」俺なら2乗は外に出すけどね。