桜坂洋「よくわかる現代魔法」

桜坂洋のバックボーンがわかったw
えーと、「All You Need Is Kill」(→感想)と「スラムオンライン」(→感想)はどちらかというとオサレなSF青春小説だったわけですよ。で、デビュー作にあたる本作。完全にオタ向け萌え小説じゃないですかw
キャラクタがあまりに類型的過ぎとは思うし、萌えキャラの視点で書かれても困る*1ところはあるのですが、たぶん指摘する方が無粋なのでしょう。プログラムでコードを組んで発動する現代魔法という設定も感心するし、こういうものだとすると普通に面白いのですが、桜坂洋にこういうものを求めるかというと・・・。

*1:谷川流みたいに一人称の視点を挟んでほしい