乙一「死にぞこないの青」

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

なんとなく乙一幻冬舎文庫2冊を読むことに。もう一冊は明日になりそう。
先生にいつも一方的に叱られる小学生なぼくの一人称。ぼくは、先生の人気を落とさないために、クラスの生贄にされてしまったんだ。そんな学校生活を送っていると、青い顔をした僕にしか見えない子供が現れた。そして、その子供と(脳内)会話をしていた僕は、先生を殺すことを決意する・・・みたいな感じ。
悪くはない。ド新人が書いた作品なら十分褒めれるレベルでしょう。でも、乙一にその程度の作品を求めてるかというとそうではないわけで・・・。
まあいいか。薄いし。若干物足りなさはあるけど、このラストと締め方はなかなかよかった。