タカハシマコ「水色ノート」

水色ノート (ダイヤモンドコミックス)

水色ノート (ダイヤモンドコミックス)

タカハシマコ新刊、「冷たいお菓子」以来1年ぶりの美少女系、つまりはロリ系でちょっとえちぃ漫画*1キタ(゜∀゜)コレ!
とはいえ、タカハシマコは「萌え」とか「かわいい」という概念に対して”対象を人間扱いしない感情”つう解釈*2を持ってる人で、しかもそれを作中に反映させるから、萌えだけを求めて読むのはお勧めしません。後ろから刺されますw 特に男の一人称の話だとこういう傾向があるかな。
女の子が一人称の話だと、「純粋性・少女性の否定あるいは喪失」つうテーマが多くて、しかも純粋じゃない自分に対する嫌悪みたいな形で書くからやたらと痛々しくなったりするけど、本作は女の子視点の話自体が少なめでしたね。それが作者曰く「明るい話がたまたま多く」なった原因だと思います。
痛々しい話が少ないのが個人的にちょっと不満だけど、その分入門用にいいかもしれません。入門すること自体お勧めしませんがw

*1:成年指定ではない

*2:それって犬猫に対する可愛いと一緒なんじゃねーの?みたいな感じ