滝本竜彦「NHKにようこそ」

NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

滝本竜彦が「引きこもり作家」として注目されるきっかけになった作品。
幻覚剤によるトリップ中に、俺はついに気づいてしまった。俺が引きこもりなのも無職なのも中退なのも、全部NHKのせいだったんだ。その日から、俺とNHK、日本引きこもり協会との戦い(妄想)の日々は始まった。
序盤から中盤にかけての、作者の実体験に即した主人公の痛々しい内面描写は神がかってますw隣人・山崎にロリ画像を貰ったらすっかりはまって、一週間で30ギガのハードディスクを動画で満杯にする主人公テラキモスwwwwww
しかし、微妙に引っかかりますね。面白いことは確かなのですが、全肯定しかねるというか・・・。ご都合主義が過ぎるということ以外にも原因はありそうな気がしますが、どこに引っかかってるんだろう。作品より作者が注目されてる状況かな?うーん・・・暇があったらもうちょっと考えてみようと思います。