東野圭吾「ゲームの名は誘拐」

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

得意先の上司の一存でプロジェクトから外されたおれ。ひょんなことから上司の娘が家出するところを捕まえる。そこで狂言誘拐ですよ、みたいな感じ。映像化しやすそうな話ですね。
えーと、後半の展開が読め読めです。この一言につきるでしょう。ミステリなら「こういう展開だろうなぁ」みたいな予想の斜め上を行って欲しいのに、そのまんま「こういう展開」じゃ興ざめもしますよ。
むしろ身代金の受け渡しまでの中盤の緊張感を評価すべきでしょう。そこまでならかなり面白かったのですが・・・。
(´-`).。oO(終盤の佐久間は普通にバカだと思います。”それ”に口を付けちゃダメだろw)