打つ

サッカーの後になんとなく朝のニュースを見てたら中国製のダイエット食品の件を放送してたんですよ。まあ、この件自体はどうでもいいのですが、この問題をさも取引の舞台になったネットが悪いみたいな扱い方するマスゴミにはあきれ返ったね。「こういうものが気軽に取引されるネットという世界」ぇー�堯福陰◆�;)!!ネットがなくたってこういうのに手を出すやつはいるだろ!これ系の妖しい広告なんて雑誌の裏にたくさんついてるじゃん!そもそも、必要以上に女に痩せなきゃダメって暗示かけてるのはお前らだろ!何かあると全部ネットのせいかよ!
やはりマスゴミはダメだ。マスゴミは信用できねぇ。
そうして僕ははるかなネット世界に旅立った。
この世界では全てが情報という形で取引され、その正確性が何より重んじられています。自分の足で現場に行き(リンクをたどり)自分で目で情報を集め、何が正しいのかを自分で判断する。そこにはゆがめられた形で享受するだけの”テレビのニュース”にはない”本当の答え”が存在していた。そして僕はさらに深く、ネット世界に入っていった。背中に羽が生えたようにネット世界を自由に飛んでいるうちに、現実と妄想の境界は次第にあいまいになっていき――ふと気づくと僕自身も情報の集合という形で構成されていた。
その後の僕の行方を知るものは誰もいなかった。