石田敦子「アニメがお仕事」1・2巻
- 作者: 石田敦子
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2004/08/27
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
- 作者: 石田敦子
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
うーん、重い。1巻ではちょっと(かなり)生々しい事件があったりもしますが、基本的に理想だの情熱だのがクローズアップされていて欝度は高くありません。2巻はヤヴァイけどなっ!
2巻では、足元を固めずに上だけを見て掬われる二太と躓きながらも少しづつ確実に進むイチ乃の対比が印象的でした。つーか、ドツボってる二太の描写がかなりキテます。イチ乃の"小さな一歩"を見下して笑ってみたり、でも自分が進んでないから焦って詰まって女に逃避してみたり、1巻で理想論を熱く語っていた男と同一人物とは思えません('A`)。欝ってる時に読んだらダメージでかそう('A`)。
いろんな意味で劇薬みたいな作品ですね。毒になるか薬になるかはわからないけど、たぶん薬になるのでしょう。そう願ってるよ。
読む人の立場で受け取り方が変わるとしたら、アニメを知ってるかより仕事をしてるかが影響するかと思います。仕事したくない俺が言うのもなんだけど。
*1:アニメに詳しくなくても、の意