加藤元浩「Q.E.D-証明終了」20巻

Q.E.D.証明終了(20) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(20) (講談社コミックス月刊マガジン)

クオリティタカスww
理系ミステリな「無限の月」。限られたページ数で無限の濃度を説明してパラドックスを殺人事件を結びつける手腕は見事としか言いようがないねっ。印象的なラストシーンもいい感じです。偶然の目撃者がいないとループは完成しないとか、最後の事件を見た人がいるなら真相はすぐばれるとか、穴もあるしミステリ的に若干反則気味な気もするけど、評価を下げるほどではないかと。この話の方が気に入ったかな。
(´-`).。oO(どうでもいいけど、集合論って数学の中で最も抽象的でわかりにくい分野だよなぁ。いまだによく分からんw)
日常ミステリな「多忙な江成さん」。江成さんのお婆さんの恋人を巡った人が死なないミステリ。ちょっとヒント出し過ぎかな。探偵同好会の面子は楽しくていいねっ。そんな感じ。
帯で法月倫太郎が絶賛してるけど、この作品は漫画読みよりミステリ読みにこそ評価されるべきだと思います。