冬目景「幻影博覧会」１巻

幻影博覧会(1) (バーズコミックス)

西洋と東洋の融合が円熟しつつある大正時代の東京を舞台に、冴えない探偵・松之宮とミステリアスな押しかけ助手・高苑真夜の活躍を描いた作品。大正探偵もの。
冬目景は雰囲気や空気を書くのは上手い作家だとは思いますが、ストーリーテリングに関しては若干疑いを持ってます。で、今作は肝心の雰囲気もちょっと微妙なんだよなぁ。そうなると評価するべきポイントがほとんどなくなってしまう。あ、ミステリ的には箸にも棒にｍ（ｒｙ
まあ、この巻はほとんど導入だと思うし、真夜自身の謎に関して上手く展開していけばこれから面白くなりそうな気はします。
それよりも、連載中の作品を放置して新しい連載を次から次へと始めるのは勘弁して欲しい、と声を大にして主張したい。どう考えても遅筆なくせに連載抱えすぎだよ。