森奈津子「西条秀樹のおかげです」

西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)

西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)

ワロタ。
愛と笑いとエロスのSF短編集ってのはだてじゃないね*1。やたらとエロいんだけど、ハイテンションなギャグ展開でそのエロさすらネタになって物凄いことになってます。ゲラゲラ笑ったよ。「ワー(゜∀゜)―イ・M・C・A」ですよ。
表題作「西条秀樹のおかげです」とか「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」の微妙にかみ合わないボケツッコミとか、どの作品もとにかく楽しいけど一番笑ったのがラストを飾る「エロチカ’79」だな。「『後生だから』と言われたら、即、緊縛だっ!」「美しい姉妹愛・・・」�堯福陰◆�;)エー!?
三者の前で女性に縛られ攻められ恥辱と快楽で心を乱される女性、というシチュエーションがやたらと目に付いたけど、作者の趣味なのは確定としてどの視点で書いてるか教えて欲しいものです。>どっちでも良さげではある>俺の話じゃねーぞ
オバカで大変いいと思いました。

*1:ちなみに愛は同性愛でエロスはSM