吉原基貴「U-31」(原作・綱本将也)

完結。
落ちぶれた元アトランタ五輪のエースが再起と代表入りを目指して努力していく様子を描いた新しいサッカー漫画として期待していたのですが、思ったほど盛り上がらなかった。旬を過ぎた選手に焦点を当てて、ベテランの選手が直面する問題を丁寧に描いくという方向性は良かったと思いますが、この尻すぼみ感はなんなんでしょうかね?ドーピングの話になってからは作者のやる気も目に見えて減ってったような・・・
若手とのポジション争いや優勝争いのプレッシャーの話はそれなりに面白かったものの、個人的には河野の努力こそが見所だと思ってるので、市原の選手とサポーターの心を掴んでからはそんなに惹かれませんでした。